頻尿や尿漏れなどの悩みはお年寄りに多く見うけられますが、若い方でも引き起こす可能性があります。対策を知って実践してみましょう。

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尿の量が少ない場合は腎臓の病気?

通常おしっこは腎臓から外へ排出されるのでその際のトラブルとしては回数ではなく量そのものが少ない場合1日の量が400ml以下になった場合を一般的に乏尿に陥っているとされています。
腎機能の急激な低下をきたした急性腎不全に特有の症状で、さらにその量が極端に減少し1日の量が100ml以下になった場合を無尿とされます。
乏尿になると飲んだ水分の量に比べて尿の量が少ないのと体内に不必要な水分や老廃物が残るため多くの場合浮腫みが現れ、むくみがひどくなると3日から4日で10kg以上も体重が増えてしまうほどです。
神経因性膀胱でも起こり得ますが膀胱を司る神経に障害が生じ膀胱の機能が低下する神経因性膀胱によるものはは男性の場合無尿と尿閉の症状が現れ、女性の場合は逆に多尿や頻尿が現れます。
原因としては腎臓に十分な血流が行かないことによって起きる「腎前性」腎臓そのものの病気による「腎性」尿路や膀胱に障害ある「腎後性」の3つに分けられます。

まず乏尿や無尿は腎臓の病気で起こります。
急性腎障害(AKI)を発症した場合、原因は「腎臓への血流の低下」や「腎臓の細胞の障害」や「尿路の閉塞」でおしっこに関わります。
最初の症状である体液の過剰な貯留による体重増加や足と足首のむくみと顔と手のむくみそしておしっこ量の減少することが多いですが量に変化がなく急性腎障害になるケースもあります。
急性腎障害は老廃物が体内に蓄積するにつれ、疲労や頭を使う作業での集中力の低下や食欲不振や吐き気や全体的なかゆみといったものから胸痛や筋肉のひきつりさらにけいれん発作などのより重篤な症状が起こることもあります。

重症の場合は「多臓器不全」に陥り1か月以内に命を落とすことも少なくないとされる危険な状態になり、どちらにしても腎臓の機能が急激に低下して大変危険な状態であるのですぐに受診しなければいけません。
全体での生存率は約50%で複数の臓器不全を同時に起こしている場合の生存率は50%を下回ってしまいます。
出血や嘔吐下痢などの治療で回復可能な病態によって水分が失われたために血流量が減少して急性腎障害に至った場合で生存率は約90%です。

1日に尿の量が少なくなった時に考えられる病気

1日の尿の量が少ないとき急性腎障害になっているのであれば、全身のけだるさや吐き気に呼吸困難などが伴うことが多く、乏尿の場合には脱水や心臓の病気がかかわっている可能性があります。
回数が少なくなってもいくらか尿が出るからと放置しないで、クリニックで相談を行ったほうがよいでしょう。

腎臓そのものが病気になっていると無尿になることが多く浮腫みに悩まされるだけでなく、腫瘍や薬による影響で部分的に壊死していることなども考えられるため早急に対応が必要となります。
尿が少ない原因は腎臓が病気になって機能が低下している以外にも神経因性膀胱によっておこることもあって、尿をためる機能が神経の影響を受けてうまく働かなくなるものです。
認知症やパーキンソン症候群をはじめ脊髄腫瘍や多発性硬化症など中枢性や脊髄性があります。

末梢神経障害が影響して神経因性膀胱になることがあるので無尿の場合はすぐに検査を受けて原因を特定する必要があります。
体外にうまく排出されない場合は浮腫みだけでなく血液中に老廃物がたまったままになる可能性があるため、検査によって症状が確認されれば透析を受けなければなりません。
膀胱に尿がたまったままになっているのであればカテーテルを使って尿道から膀胱にさして体外に排出しますが、尿がたまるたびにクリニックに出向くのは大変であるため、通常患者本人が指導を受けてカテーテルを入れます。
本人ができないときは家族が入れることになるため、一緒に説明を受けて使い方を覚えたほうが良いでしょう。

急性腎障害や神経因性膀胱の症状がみられる場合は、1日の尿の変化を知ることが最も重要になるため排尿日誌を書くことになります。
飲んだ水分量から出た尿の量を記録することで、体の状態を把握できます。